大友 良英(おおとも よしひで) -音楽と市民参加
音楽家/プロデューサー/札幌国際芸術祭2017 ゲストディレクター
1959年、神奈川県横浜市生まれ。実験的な音楽からジャズやポップスの領域までその作風は多種多様、その活動は海外でも大きな注目を集める。また映画やテレビの劇伴作家としても数多くのキャリアを有する。近年は「アンサンブルズ」の名のもと、さまざまな人たちとのコラボレーションを軸に展示作品や特殊形態のコンサートを手がけると同時に、一般参加型のプロジェクトにも力を入れている。東日本大震災後は十代を過ごした福島でプロジェクトを立ち上げ、現在もさまざまな活動を継続中。2012年には、「プロジェクトFUKUSHIMA !」 の活動で芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞。2013年、「あまちゃん」の音楽でレコード大賞作曲賞ほか数多くの賞を受賞している。2014年、独立行政法人国際交流基金アジアセンターとともに「アンサンブルズ・アジア」を立ち上げ、音楽を通じたアジアのネットワーク作りに奔走している。
(撮影:クスミエリカ)
岩崎 秀雄(いわさき ひでお)-生命美学・生命科学
アーティスト / 生命科学研究者
1971年生まれ。metaPhorest主宰、早稲田大学 理工学術院教授。科学および芸術の一筋縄ではいかない界面・関係性に興味を持ち、生命をめぐる科学・思想・芸術に関わる表現・研究のプラットフォームmetaPhorestを2007年より運営している。著書に『<生命>とは何だろうか:表現する生物学,思考する芸術』(講談社2013),主な作品にaPrayer(人工細胞の慰霊,茨城県北芸術祭2016)、Culturing<Paper>cut (ICCなど2013)、Biogenic Timestamp (アルスエレクトロニカセンター,ICC,2013-)など。バクテリアの生物時計や形態形成などの研究で文部科学大臣表彰若手科学者賞、日本時間生物学会奨励賞など。「細胞を創る」研究会会長(2016年)。
(撮影:新津保健秀)
相馬 雅代(そうま まさよ)-鳥のラブソングを読み解く
北海道大学 大学院理学研究院 生物科学部門 准教授
神奈川県(横須賀・横浜)生まれ。東京大学教養学部を経て、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系生命・認知科学コース博士課程修了。博士(学術)。「鳥の歌行動」、「求愛ディスプレイ行動」などの研究から、コミュニケーション行動の機能と進化の解明を目指している。セイキチョウの珍しい求愛行動「超高速タップダンス」をハイスピードカメラでとらえた映像は多くのメディアでも取り上げられた。札幌国際芸術祭2014では、地下歩行空間で開催された「北大アーティストカフェ」に登壇。平成27年度 文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞。

朴 炫貞(ぱく ひょんじょん)-科学技術コミュニケーションとアート
北海道大学 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)特任助教
武蔵野美術大学大学院デザイン専攻映像コース修士課程修了後、同大学院環境形成研究領域博士課程修了。造形芸術博士。映像作家・映像ワークショップ企画者。アートやデザインの観点から科学技術コミュニケーション実践を行ない、研究している。他領域とアートをつなぐことで、アートとしても、それぞれの領域としても価値のある活動を目指している。2017年2月末まで札幌駅アートボックスで「PHOTO SPOT」の作品を展示中。

福津 京子(ふくつ きょうこ)-司会
インタビュアー。
コミュニティーFM放送局長を経て2012年4月に独立。札幌の魅力ある人材を動画で毎日配信するのがライフ&ライスワーク。
